栄養士として8年間働きました。その就職した現場について、詳しく書いていきます。今回は病院現場です。
最初に、おことわり
最初にお断りしておきますが、私が勤務した病院のケース、結構酷い労働環境の方だと思います。きっと、他の病院は良い所が多いと思うので、この記事の内容については「こんな酷い所もあるんだなぁ〜」位に流し読みして貰えたら、と思います。
病院での現場栄養士
常に現場勤務で、事務仕事は管理栄養士がします。病院の調理室は地下だったので、陽の光は入らず、時間の感覚が分からない。外の光が見えるのは、食器洗浄終了後にゴミ捨てに行く時くらい。環境的にも精神的にも非常に閉鎖的な職場でした。
食事人数は日々変化する
食数は150名程度で、昼食はデイサービスの方々の分も追加されるので、200名分程度に変わります。しかも日によって人数は変化し、食形態も様々なので、確認する事が大変多く、ミスもあってはならないので、とても神経を使います。その上、ずっと時間に追われているので、人数や食形態の確認を短時間で行わなければなりません。
時間外労働は当たり前
勤務形態については、毎日早出・残業は当たり前。例えば10時→19時までの勤務は、9時→20時までの勤務になり、
早番の場合だと午前5時→14時の勤務が、午前3時→午後15時まで働きます。
人間関係もなかなかハード
中でも大変なのが職場での人間関係。現場は60歳前後のマダムが多く、仕事のやり方、野菜の切り方など、それぞれの考え方を強く持っています。
私が別の方に教わった方法で仕事をしていると、更に別の方が「違う、こうやってやるのよ」と言ってきたり。みなさん我が強いので、自分が教えたやり方でやらない若者が気にくわないのです。とても面倒でした。なので、仕事のやり方を、一緒に勤務するマダムに合わせて変える必要がありました。マダム同士のいじめもありましたし、今思えばひどい環境だったなと思います。
思わぬタイミングで舞い込んだ転職の話
それでも、管理栄養士の受験資格の為に、少なくても3年は勤務しようと決めていたのですが、まさかのまさかで転職の話が舞い込みます。
知り合いが、新しく介護施設をオープンするにあたり、栄養士を探しているとの事で、有り難い事に私に声をかけて下さったのです。
その勤務地は、家からとても近く、それだけでも非常に好条件でした。その話がとんとん拍子に進み、病院の仕事は1年間で退職する事になったのです。早出・残業が当たり前の職場でしたが、退職の際には有給消化をさせてくれたのが意外でした。笑
最後に
ちょっとこの職場については極端に悪い例なのですが…病院だと治療食などで食形態の数がとても多くて、神経を使いました。当たり前と言えば当たり前ですが。頭の回転が早くて、数字に強い人なら、向いているかもしれません。
明日は、転職先の介護施設での栄養士業務について書きますね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた明日。